犬種: ブリタニースパニエル(アルちゃん) レッスン開始時: 生後2ヶ月 当時の悩み: 甘噛み・要求吠え・首輪を嫌がる・トイレしつけ・飛びつく・他 |
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パピーコースを卒業しましたブリタニースパニエルのアルちゃんです。右写真は卒業日に撮影したのですが、顔が芸能人の堺正章さんに似ているとのことで飼い主さんから「まちゃあき。」と呼ばれていました。(笑) アルちゃん女の子なのですが・・・(汗) アルちゃんの飼い主さんはご夫婦揃って動物好きで、アルちゃんの他にもネコ、モモンガ、フクロウを飼っていらっしゃいます。将来的にはアルちゃんを猟犬にしたいとのことです。猛禽類と犬の連係プレーによって成り立つ特殊な猟らしいのですが、家庭犬トレーナーの私には見るもの聞くこと全てが新鮮でした。 |
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今後のアルちゃんの猟犬トレーニングについてはその道の専門家を探していただくことにしました。猟犬についてはくわしくは分かりませんが、家庭犬や介助犬などに言えることは、子犬の頃から遊びを通して様々な経験をさせてあげた方が、成犬になってからも覚えが早いなどメリットが多いということです。子犬のうちから「あれもダメ!これもダメ!」と厳しくしつけてしまうといろんなことに興味を失い、成犬になってからスポーツをさせたいと思っても充分に能力を発揮できない子が結構おります。 しつけ本に「飼い主がリーダーになり、おもちゃで遊ぶ時は必ず飼い主が勝ちましょう。」と書いてありそれを忠実に守っている方がおりますが、それをすることで子犬は自信をなくし、物を持ってくるというトレーニングに大きく影響してしまうことがあります。遊びは全て飼い主さんが勝つのではなく、何回かは子犬にも勝たせて自信をつけさせてください。私はひっぱりっこの時などはわざと大げさに倒れて負けたフリをし、犬を褒めてあげます。こうすることで物をくわえるという行動に自信をつけさせてあげるのですが、ただ遊びを終了するときは必ず私が勝ち「はい!もう遊びはおしまい!」とおもちゃを取り上げリーダーシップを発揮しています^^ さてレッスン当初の飼い主さんのお悩みですが、まだまだ子犬ですから全てがうまくいっているわけではありませんが、徐々に解決していきました。飼い主さんの根っからの動物好きという性格、根気、愛情、努力の結果、アルちゃんは徐々に変化していったのです。いつも思うことは、私がいくらしつけアドバイスをしたとしても、飼い主さんが変わらなければ愛犬は変わらないということ。アルちゃんの飼い主さんは(特にご主人)ムツゴロウさんと同じような感じでを犬をかわいがり、本気でアルちゃんと遊びます。(うまく説明ができませんが、みなさんご存知のムツゴロウ褒めです♪) その本気な姿勢がアルちゃんにもうまく伝わったようです! 私が大笑いしたのは、ある日奥様がご主人がいない!と部屋中を探すと、アルちゃんと一緒にケージの中にいたそうです(笑) アルちゃんにはとってもいい母親(?)がついているので、今後はご主人の直感でも充分にアルちゃんとの信頼関係は深まると確信いたしました^^ これからもゆかいな仲間たちと楽しく暮らしてくださいね! |
番外編(フクロウショー)↓